・全日空、最新式『除細動器』を国内線・国際線機に装備 

ANAグループのANA・エアーニッポン・エアージャパンでは、機内での救急医療体制の充実を図るため国内線(YS-11型機除く)・国際線機材の166機に 自動式体外除細動器(Automated External Defibrillator/以下 除細動器(AED))を装備したと発表しました。
除細動器(AED)は、心臓に電気ショックを与えることで 心臓病に起因する突然死のほとんどの原因である「心室細動」を正常な状態に戻す医療用具だそうです。従来、除細動器(AED)の使用は医師のみに制限されていましたが、先般、航空機内で医師による対応が困難な場合等には、教育を受けた客室乗務員による使用を認めるとの見解が厚生労働省医政局より出されました。
 ANAでは現在、客室乗務員への教育を順次進めており、国際線では既に全便において教育を受けた客室乗務員による除細動器(AED)の使用が可能な体制となっているそうですが、 国内線では本年6月末頃には全便において体制が構築できる予定とのことです。

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