全日本空輸は22日、9月搭乗分以降の国内線割引運賃について、最大約24%値下げすると発表した。全日空は7月に国内線の普通運賃を値上げしたが、10月にJRが新幹線・品川駅を開業するのに対抗して割引運賃を引き下げる。新幹線のぞみと競合する東京―大阪・岡山・広島の各路線を対象に、ビジネス客に便利な「シャトル往復運賃」と「リピート4回」を値下げする。
東京―大阪間の「シャトル往復運賃」は、従来の1万4500円から1万3700円へ約6%値下げ。東京―岡山・広島間に設定する回数券「リピート4回」は、岡山線では1万9700円から1万5000円に、広島線では1万9950円から1万7000円へ約24~15%値下げする。
全日空は「東京―新大阪間の6回の回数券で1万3500円ののぞみと比べ、搭乗時間が短いうえ、価格面でも得」と強調している。
搭乗期間や発売期間を限定したバーゲン型運賃「超割」では、従来の国内全路線均一1万円をやめ、方面別に9000~1万2000円とする。距離の短い東京―大阪・富山・小松間などは9000円と低めに、距離の長い東京―北海道・沖縄線間は1万2000円と高めに設定する。グループのエアーニッポンとエアーニッポンネットワークも超割を方面別に7000~1万5000円と幅を持たせる。
☆どうせ値下げするのであれば、ほとんど需要のないシャトル運賃ではなく普通運賃か、せめて特割を下げて欲しいものですね。また、超割も昔のように席数制限なしで設定しているのならともかく、ピーク時にはほとんど取れない現状では、有名無実となっているようですね。販売現場としてはもっと現実的な設定を望むところです。(ひ)
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