会社更生手続き中のフェリー大手、東日本フェリー(札幌市)と関連会社の九越フェリー(福岡市)は21日までに、両社の運航する計8航路の存続方針を転換し、4つの不採算航路については業績好転が見込めない場合、廃止も含め検討することを決めた。
東日本フェリー側はこうした方針を一部関係自治体に説明しているが、航路廃止への反対も根強く、今後事業管財人が選任された後、各航路ごとに慎重に判断する。
不採算航路は室蘭(北海道)-直江津(新潟)、直江津-博多(福岡)、室蘭-八戸(青森)、函館(北海道)-大間(青森)の4航路。
同社などによると、北海道と本州を結ぶ航路は他社の航路と過当競争状態。直江津経由で北海道と九州を結ぶ日本海航路は、貨物が少ない状態が続き、岸壁使用料の減免など自治体の支援を受けた場合でも、航路の存続は厳しいという
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