来年3月13日の九州新幹線鹿児島ルート・新八代-西鹿児島(開業時に鹿児島中央)の部分開業を前に、日本鉄道建設公団は22日、800系「つばめ」新型車両の走行試験を始めた。
初日は川内-新八代(90・8キロ)で行われ、試験列車は川内駅を出発後、新八代以南最長の第三紫尾山トンネル(鹿児島県、全長約10キロ)を通り、信号やブレーキの点検などを繰り返す。同日夕に新八代駅に到着、川内駅に折り返す予定。
走行試験は11月末まで断続的に行われ、今月24日には西鹿児島駅に新幹線が初登場する。徐々にスピードを上げ、最終的には設計最高速度の時速260キロでテストを行う。西鹿児島-新八代の所要時間は現在の約2時間10分から、開業後、約35分に大幅短縮される。
鉄建公団は11月末までに開業時に使う「つばめ」5編成(各6両)の川内車両基地搬入を終え、12月にJR九州に引き渡す。
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