・「宿泊拒否は当然の判断」ホテル社長、責任を否定。 

熊本県・黒川温泉の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」がハンセン病元患者の宿泊を拒否した問題で、同ホテルを経営するアイスター(東京)の江口忠雄社長は1日、同ホテルで記者会見し「宿泊拒否はホテル業として当然の判断。宿泊予定者が元患者であることを直前までひた隠しにした熊本県に責任がある」とホテル側の責任を明確に否定した。
 一方で江口社長は記者会見後、元患者らが入所している同県合志町の国立ハンセン病療養所菊池恵楓園を訪問し謝罪。元患者側は「入所者にこれ以上心配させたくない」などとして謝罪文を受け取った。
 この日の記者会見で江口社長は、ハンセン病について認識不足だったことは認めつつも「まだ一般的に認識されていない。県の啓発パンフレットも見たことがなかった」と県の活動が不十分だと批判。前社長西山栄一氏が11月28日付で退任したことについては引責辞任ではないとした。

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