山梨県の山梨リニア実験線で2日、リニアモーターカーの有人走行試験があり、鉄道の世界最高速度となる時速581キロを記録した。JR東海は、ギネスブックへの登録を申請する予定だ。
試験車両には、山梨リニア実験センターの白国紀行所長ら約10人が乗車。午後1時28分と同54分の2回、それぞれ5秒間にわたり最高速度を記録した。
JR東海によると、動力となる電力量や実験区間の距離の関係から、580キロ程度が現在の上限とされる。今後は耐久性の検証やコストダウンのための技術開発の実験に取り組んでいくという。実用化のめどはたっていない。
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