日本航空システム(JAL)は、6月末に社名を以前の「日本航空」に変更すると発表しました。
2002年10月に旧日本航空(JAL)と旧日本エアシステム(JAS)が経営統合し、共同持ち株会社の名称を「日本航空システム」にしてきましたが、今年4月1日をもって完全統合するのを機に、再びもとの「日本航空」にもどすことにしたものです。
4月の完全統合でブランドを「JAL」に統一するのを機に世界的に知名度のある「日本航空(JAL)」に戻すことにした、とのことです。
これに先立ち4月には「JAL」ブランドの戦略立案や管理、宣伝業務などを受け持つ新会社を設立する方針だそうで、ブランドイメージのもう一段の向上を目指すとしています。
☆合併に際しては、JALがJASを買収したのではないか? といううわさもかなり飛び交っていましたが、あのときは「JAL」ブランド、「日本航空」の名称、JAL系の予約・発券システム、世界の航空会社共通の国際航空略号「JL」を残すことなどから実質JALがJASを吸収したような雰囲気がただよっていました。
背景はどうであれ、結果的にまたひとつ「買収説」に味方する材料が増えたようですね。(ひ)
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