★トピックスで紹介するつもりですっかり失念してしまっていたのですが、3月下旬にJALグループが国内線の普通運賃を一律値上げしようと国交省に働きかけていたことがありました。理由は「イラク戦争の影響で利用者が大幅に減ってしまい収益を圧迫しているから」だそうなのですが国交省はこれを認めず、JALは値上げを断念したのでした。
★ほんの2ヶ月前にも、あの時は国内空港の着陸料値上げを理由にやはり普通運賃を値上げしようとして却下され、今回も「急激な経済環境の変化」には当たらないとして却下されたのでした。
★あの手この手で国交省に運賃値上げを認めさせようとする航空会社ですが、2ヶ月前にも言いましたが、個人的には現在の異常ともいえる割引運賃の乱発でお客様も販売する方も混乱してしまうやり方をやめて、すっきりと分かりやすい運賃体系に整えて利用者を増やす努力をしたほうが良いのではないかと思います。
★大幅値下げ運賃の一方で基本運賃を値上げするのでは本末転倒ですし、JRなどの別の輸送手段に利用者が流れてしまっては何もならないと思うのですが・・・。★
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