JR東海とJR西日本は27日、次世代の東海道・山陽新幹線車両として開発中の通称「N700」の完成イメージ図を公表しました。先頭部の形状は、トンネルに入る際の騒音を抑えるため丸く膨らみ、先頭に向かってとがった形の運転台が乗っています。
上から見ると、ワシが両翼を広げた形に見えることから同社は「エアロ・ダブルウイング形」と呼んでいるそうです。近く試作車を発注、2005年から試験を始め、2007年秋ごろの営業運転開始を目指すとのこと。車体を支える左右の空気ばねの圧力を調整することで、カーブで車体をわずかに傾ける仕組みを、新幹線車両として初めて採用、カーブの走行速度を向上させるそうです。最高速度は現行通り東海道区間が270キロ、山陽区間は300キロ。また、トイレは洋式に統一だそうです。
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