先頭車前面の丸みのある出っ張りが特徴で親しまれてきたボンネット型車両が21日、老朽化のためJR北陸線特急「雷鳥」から引退し、富山-大阪間で「さよなら運転」した。
ボンネット型車両は、東京と大阪を結んだ特急「こだま」用として1958年に登場。国鉄時代から全国の特急で活躍した。この日は「懐かしの雷鳥」と銘打ち、「雷鳥」にボンネット型車両が登場した64年当時の経路と同じ、米原経由で運転した。
同日昼、富山駅に集まった鉄道ファンらは大阪発の雷鳥がホームに入ってくると、あいにくの雨にぬれながらも慌ただしくその姿を写真撮影。午後3時半すぎには、富山から大阪に向かった最後の運行を見送って名残を惜しんだ。
雷鳥からの引退によりボンネット型車両は、JR西日本管内では夜間急行「能登」(上野-金沢)を残すだけになった。
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